地球環境科学専攻の理念
地球環境科学専攻では,地球全体を人類活動を含む一つのシステムとしてとらえた新しい地球環境科学の教育・研究を行うことを目指しています.地球惑星科学系(地球環境システム学,地質・地球生物学,地球化学,地球惑星物理学,地球惑星ダイナミクス,地球史学),および大気水圏科学系(地球環境変動論,気候科学,物質循環科学,地球水循環科学)の教育・研究を行なう2系から構成されています.教育カリキュラムは両系で共通です.本専攻では,地球惑星科学や大気水圏科学の広い範囲にわたる教育・研究を行なうとともに,地球環境問題に関する科学的な知識に基づいて地球環境の観測・評価・診断ができる能力を持った人材の育成を行います.
地球環境科学専攻が育成しようとする人
人類社会の中での自らの役割を見出すことができ,国際的に活躍することができる,次のような人を育成することをめざします.
- 専門分野の創造的推進,地球環境科学の創成を担う人
- 状況が変化したとしても専門的知識を柔軟に応用できる人
- 異分野の成果を統合して環境問題に果敢に取り組む人
地球環境科学専攻では,地球全体を人類活動をも含む一つのシステムとしてとらえた新しい地球環境科学の教育・研究を通して,地球環境問題に関する科学的な知識に基づいて地球環境の観測・評価・診断ができる能力を持った人材を養成します.また,地球環境という広い視野の下に,自然科学としての地球科学を究める専門家を養成します.