ホーム >  新着情報

新着情報

地球環境システム学講座修士1年の土居龍成君らの論文がPlant and Soil誌に掲載2017.4.15

地球環境システム学講座修士1年の土居龍成君、平成27年度修了生の宮谷紘平君らのヒノキ次数根形態の種内変動に関する論文が国際誌Plant and Soil に受理され、Online版に掲載されました。

樹木の細い根は、根端を1次根、1次根同士の交わる根を2次根など、分岐位置を表す次数階級で区分すると、養分吸収や輸送など役割をより明確に表すことができます。本研究では、解析例の少ない根直径2㎜までの無傷のヒノキ細根系について分岐位置で分ける次数別の形態解析を行いました。16,351個に分けられた次数根の形態解析から、根端に近い1次根から3次根では土壌無機態窒素と、4次根から6次根では土壌炭素と密接に関連すること、すなわち林分の土壌特性に応じて次数根形態は種内変動することを明らかにしました。本結果は、土壌環境に適応する樹木の細い根の反応機構の解明に役立ちます。

〉〉新着情報一覧へ戻る